ハピサポを立ち上げた背景

私は障害を持つ子供から大人まで、またその家族に伴走しながら、20年以上にわたりサポートを行ってきました。そんな中、様々な課題や希望・願いに直面してきました。
例えば、在宅支援の時に出会った交通事故で身体に障害を負った女性。自宅に引きこもり、社会との繋がりがなくなり人生を悲観していました。やりたいこと、学びたいことがたくさんあったのになかなか一歩が踏み出せずにいました。施設や通所先を提案しましたが、どれも本人の希望先ではありませんでした。友達が欲しい。学びたい。自分のことを知りたい、QOLの充実を求められていました。サークルや地域に入っていくには勇気がいる。自分の障害を受け入れていく時間も必要。医療やヘルパーさんとの繋がりのみとなっていました。
また、通所施設を利用してましたが、集団で過ごすことに緊張や不安を感じ通えなくなった方。就職後にうつになり、社会との繋がりが切れる不安から焦って就労先を選んだ結果、自分に合わず利用が減った方。こういった方々にもっと寄り添い、焦らずゆっくりと次の居場所や繋がりを作っていける場所を提供したいと思いました。

私たちは障害の有無に関らず、すべての人が安心して暮らし働ける社会を目指すため、次のステージへの移行を支援していきます。地域社会や職場の暮らしの基盤を整え一人ひとりが自分にあったキャリアを構築できるように就労や福祉サービスの充実を図ります。私たちは仲間とともに歩み、だれもが活躍できる社会の実現に向けて取り組んでいきます。